扇ガ谷４丁目プロジェクト　新築戸建

「扇ガ谷」は、鎌倉市のほぼ中央に位置する土地です。その呼び名が定着したのは室町時代の後半。戦国時代の武将として知られる上杉定正、通称扇谷上杉氏が住んだことからその名が呼ばれるようになりました。
多くの重要建築物や文化遺産もあり、歴史と自然にあふれた「真の鎌倉」ともいえるこの場所は、名実ともに、鎌倉市内で価値の高い土地と言えそうです。

その街に新たに建てる建築物として、周辺環境と溶け込みながらもモダンな印象を受けるよう、外壁には屋久島地杉を大和貼りに。玄関土間には大谷石敷き、床材はオーク材、内壁は塗り壁、一部天井には木板貼りと自然素材を多く取り入れ、自然との一体感を第一にデザインした家です。
「北面に反り立つ森」の木々をいかに建物空間に取り込むかをテーマに、その環境を活かしつつ、いかに個性を生み出すことができるかにチャレンジしました。

アプローチに光る個性は、玄関に入ると広がる４畳ほどの土間と、その土間から見上げた先に森の木々がピクチャーウィンドウ越しに捉えられるしかけを施した部分です。建物に入った瞬間も、森の存在が際立ち、季節感を感じさせます。

長く時間（とき）を過ごすリビングは勾配天井とし、「北面に反り立つ森」に向かって駆け上がり、高い位置に大開口を設けることで、２階にいても森の存在が目一杯感じられるように、工夫を凝らしました。
リビング・ダイニング・キッチンという基本的な「居場所」に加え、デスクコーナーという新たな「溜まり場」をもう一つ加えることで、生活の中に変化や、多様な過ごし方が可能になるようにしました。
暮らす方の想像力が膨らむとことで、使い方は自由。例えばテレワークブースにも、趣味の手芸づくりのステージにもなるでしょう。

古都鎌倉に住むという選択肢。そして、扇ガ谷を選ぶという本物へのこだわり。ぜひ本物を大事にするあなたに、選んでいただきたい至極の家です。