屋久島地杉とは
屋久島に自生する杉には、大きく3つの種類があります。
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屋久杉:樹齢1,000年以上の自生の杉
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小杉:樹齢1,000年に満たない若木
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地杉:屋久杉の苗や接ぎ木から、人の手で植林された杉
戦後、建築資材として植林された地杉は、林業の衰退とともに放置され、森の中で乱立していました。
その結果、生態系のバランスも崩れかけていたのです。
この現状を改善するために始まったのが、地杉を製品として活かすプロジェクト。私たちセットも、その取り組みに参画しています。
地杉を製品として活かすプロジェクト
自然が育てた材そのものがもつ強さ
屋久島は、「1年のうちの360日が雨」といわれるほどに厳しい自然環境。
そこで育つ地杉は、一般的な杉と比べて樹脂を豊富に含むため、腐りにくく虫も寄せつけません。
さらに成長がゆるやかで、木目が細かく美しい。
耐久性と強度にも優れ、外壁材としても申し分のない性質を持っています。
台風や寒暖差の厳しい環境に耐え抜いた地杉だからこそ、強くしなやかで美しい木材になるのです。
湿潤の森で厳しい環境の中生きる木々
森を守り、未来を育む正循環
セットが屋久島地杉を採用するのは、素材の質に加えて「森の循環」にも理由があります。
地杉を適切に活用することで、乱立していた木々が調整され、本来守るべき希少な屋久杉を保全できる。
その先には、屋久島全体の生態系を未来へつなぐこと。そして、この遠く離れた湘南の地で、失いたくないまちの風景を継承するために私たちのプロジェクトに欠かすことのできない材として、再び生きることになるのです。
人の暮らしが森を守り、森がまた人を支える。
そんな循環の一部になれるように。
これは、私たちのミッションである「まちの生態系を紡ぐ」のふたつの意味のうちのひとつ、本来そこにあるべき自然環境への負荷を軽減しながら、生物多様性に配慮した事業を行うこと、につながります。
森の記憶が、暮らしの中で息づく
人の暮らしと森をつなぐ物語
外壁に用いられた屋久島地杉は、年月を経るごとにシルバーグレーへと表情を変えます。時間とともに味わいを深める外壁は、5年後、10年後と長い時間、住まう人の暮らしに寄り添い続けます。
それはもう「ただの材」ではなく、森と人をつなぐ架け橋であり物語。
森で育った木が、人の暮らしを支え、やがてまた森を守る循環へと還っていく。
遠く離れた湘南の風景の中で静かに息づき、木の温もりとともに生きる時間は、やがてまち全体の記憶となっていきます。
それは、ただの材ではなく物語。
もしあなたが湘南の街並みの中でふとセットの家を見つけたなら――
背景にある物語を、思い出していただけたら嬉しいです。




